2011年12月12日

わが施設は野戦病院

私が勤務する施設では(従来型特養)、ショートステイ利用者の肌毛布(カバーなし)をあかの他人どうしで使いまわしている。もちろん家族も利用者本人も知らない。1年前この施設に異動してきたとき、夕方4時に退所した利用者の、シーツ類は洗濯に出してあるのに、肌毛布は出ていなく、ベッドの上に置かれていたので、OJT(新人教育係り)に聞くと、ここでは毛布は洗濯しません、ときた。なに言ってんだろこの人、と真に受けず、自分が片付けるときは毛布も当然洗濯に出していた。だがやはり他の職員は毛布を洗濯しないのだ。2週間滞在した後も、一泊の後も同じように次の利用者に使いまわすのだ。こんなことをしているのは自分のフロアだけだろうかと思い、他のフロアの職員にも、看護師にも聞いてみたが、やはり洗濯には出さず、嘔吐や糞尿などで汚染するまで使いまわすというのだ。おかしいとは思う、不衛生だとは思う、けどここではそうなんだと言う。私もそういいわけをする職員を責められない。自分が当番になってるときは洗濯に出したが(汚れてもいないのに出してあって、間違いと思われベッドに返却されていたときもあったが)あえて問題提起することはなかった。

一度ある家族から、毛布の汚れが気になるので、新しい毛布と交換してほしいと言われ、全館探しても余分な毛布が一枚も見当たらず、非常に困ったことがあった。全館毛布の交換をしたばかりで、今ちょうど替えの毛布を切らしているとかなんとか苦しい言い訳をした。私だけじゃなく、他に2〜3人の職員にも言ったらしいが、それでもたった1枚の毛布が手に入らず、不振に思ったことだろう。一人、そんなこと私に言われてもね〜施設長に言ってくださいよ〜などと言った職員がいて、対応の悪さでも心情を悪くし、後日介護部長が直々に対応したが、どう言い逃れたんだろう…

不衛生ついでに書いておく。職員は手洗いをしない。こんなに手洗いをしない福祉施設の職員はそうそういないだろう。仕事に入る前、おむつ交換の後など、決められた手洗いはするが、それ以外はしない。配膳台車がきても、手洗いせずに平気で配膳する。食事介助も同じだ。途中トイレ介助して平気で食事介助に戻る。

ある介護小説で、特養の違いについて、いいところとひどいところは、大げさかもしれないが、普通の病院と野戦病院ぐらいの差があると書いていたが、私が勤務する特養は、まさに野戦病院である。当然死亡率も高い。戦場なので、死んだからってメソメソ泣いてる暇もなけりゃそんな情緒もない。なんとかさん死んだね、次の入所誰?である。それでも特養はありがたいのだろうか?待機者が多いというが、こういうところに入るのを待ち続けているのだろうか?
posted by カイゴのみょんみょん at 14:21| Comment(2) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それって強制ですよ〜

時間外手当てを出さないんなら職員会議への出席を強制するな。

監査でそう指摘されたから強制はしない。あくまでも自主的な参加を促す。

介護部長がそう言ったのは何ヶ月前だっただろうか。あくまでも自主的な参加をやけに強調していたが。

昨日遅番で出勤して、連絡ノート(朝礼での申し送り事項の他、介護部長が職員を口汚く罵っている内容などが書かれているノート)を読むと、次のように書いてあった。

先月の職員会議の出席率が非常に悪かった。今月はみんなちゃんと出席するように!!

自主的な参加を促すんじゃなかったのか?

自主的と言われて真に受けてほんとに出席しない職員も笑えるが、朝礼の席で出席を強制しちゃう部長もおかしい。こらえ性がないというか、やはり年なんだろうか。長年の独裁で常識や理性が麻痺しているのはわかるが、ちょっとひどい。

日勤者が朝30分前に出勤して夜勤者の手伝いをするのは完全な強制であるが、それも「あくまでも自主的な手伝いを促す」と朝礼の席で言い放っている。入ったばかりで、そんなルールを知らない新人職員が、勤務時間まで休憩室で待機しているのが気に入らなかったらしい。私の場合、指導係がちゃ〜んと、8時には来い!と命令してくれたので、来たもんね。けど、建前上、けっして強制ではないので、ベテランのなかには、来ない人もい
る。

介護部長や施設長は、職員のことを自在に動かせる駒としか見ていないので、よく言えば非常に正直になんでもしゃべる。無邪気と言ってもいいくらいだ。でもこんな無防備な人たちに雇用されているって不安…

ところで、私はこの施設に異動になってから会議録というものを見たことがない。以前の施設では、必ず回覧されてサインをしていたものだが…同じ法人なのになんだろ、この違いは。誰かがパソコンの画面をそのままにしてどこかへ行ってしまい、チラッと見たら出席者がデタラメだった。生活相談員とか管理栄養士とか、出席してない人が出席したことになっていた。ロッカールームに落ちてた会議録も同じだった。回覧できないはずだ。そういえば、ケース会議もやってないのに、やったこととして、ちゃーんと相談員やケアマネの名前書いてたな。いったいこの1年間でどれだけ大嘘書いたことか…小さいときあれほどばあちゃんやじいちゃんに、うそつきは地獄に落ちて閻魔様に舌を抜かれるって言われていたのに…この1年間にやってきたことを思い出すと本当に恐ろしい。今日退職届を提出し、口頭でもしっかり退職の理由と退職日を伝えるつもりである。地獄が待っているのは承知のうえだが、閻魔様と天罰はなお恐ろしい。
posted by カイゴのみょんみょん at 13:50| Comment(2) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

上野千鶴子さんはやはりトンチンカンだ

上野千鶴子さんは『ケアの社会学』のなかで、ユニットケア(だけじゃなく、介護現場は全てだが)は人手が足りないことが、あらゆる問題の原因であるとしているが、上野さんは本気でそう思っているのだろうか。私は現在従来型の施設で働いている。高口光子さんが揶揄する「民族大移動ケア」や「放牧ケア」そのままの施設である。人手が足りず、キツイなと思う勤務もあったし、十分な人手があるときも多かった。だが、どんな条件のときであろうと、やることは変らなかった。人手不足の時には、優先順位を考えて、あえて切り捨てなければならない業務もあるのだが、そんなことを考える職員は誰もいなかった。シーツ交換や居室掃除、コップ洗い当番に当たった職員は、周りがどんなに大変そうでもお構いなくのんびりしていたし、リーダーに当たっている職員は、休憩も取らずに走り回っていた。人手が十分にあるときもやはり同じでる。手持ち無沙汰でブラブラと徘徊している職員が多く、人目もはばからず、一箇所にかたまって輪になっておしゃべりをしている。その一方で、やはりリーダーに当たっている職員は忙しく立ち働いているのである。ユニット型特養に勤務していたときも同様であった。実はこれは、なにも介護現場だけのことではないのである。労働現場すべてに当てはまることだと思う。ユニットケアを少ない職員数ですまそうとするのは、確かに問題ありだが、手厚い人員配置=手厚い介護と考えるのは、いかにも学者的な発想だと思う。人手不足が原因っていうんなら、外国人でもなんでも採用すればいいじゃないか。専門性だの文化だのしょうもないこと言ってないで早く人手を調達してくれ。ところで、わが施設では、いわゆるベテランが、人手の有り余っているこの時期、ウロウロ、ブラブラ、ペチャクチャ、ボケーっ(テレビを見ながら食事介助したり、胃ろう部分の処置をしたり)のオンパレードで鬱陶しいのだが、新人職員に対してはいっぱしに注意している。みんなが動いているときにボーっとしていることが多い、雑用に時間がかかり過ぎるなどなど。先輩のマネしてんだよ、わかんないかな〜わかんないよな〜
新しい施設オープンに伴い、昇進する人が多いので、もう浮かれまくって仕事どころじゃないみたいだ。地に足が着いてない、浮き足立つってこういうことを言うのかって、いい例です。しっかり歩かないと転ぶよ…
posted by カイゴのみょんみょん at 23:18| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人手があればいいってもんじゃないんです!

法人が来年4月に新しい施設をオープンさせるんで、夏ごろから毎月毎月新人職員が入ってくる。資格がなくても働けるんで(一応ヘルパー2級とかなってるけど、ほんとはなくても全然オッケー)高年齢の人や(40〜50代)たった今講習受けてきました〜っていう人ばかりである。上の人たちは、介護福祉士資格を持ってる職員が欲しいとか言ってるらしいが、プッ(笑)ってかんじです。来てくれるだけで御の字と思わないところが、ふるってます。それはともかく、とにかく今は職員の数が多く、みんな完全にだらけてしまっている。どんな職場でもそうだが、人手があればそれでいいってもんじゃありません。やることなくて(そんなわけないんだけど!!)みんなブラブラブラブラしています。夕方4時20分ぐらいに夕食が来ますが、食事介助が必要なのは3人だけ。職員は7人ほどいるので、手持ち無沙汰で徘徊しているのです。各居室を回って異常がないか見ようとか、雑用を済ませようとか、寝たきりの胃ろうの人の爪きりその他、人手がないときにできてなかったことをしようとかは全然思わないみたいですな。10分ほどで食べ終わった後は、即トイレ誘導、臥床介助である。なんか早くねぇ〜?まっ、いいか寝かせるか、なんて言いながら寝かせてます。大人数でやるんで、5時には全部終っちゃいます。いよいよやることがなくなると、利用者さんのテーブルに4〜5人集まってしゃべりだします。そして5時15分になると、その日のリーダーが「日勤者帰ってくださーい」と言って、みんなすぐに帰っていきます。記録は書いてない、テーブルは拭いてない、リグライニングチェアからずり落ちそうな利用者さんは放置…人手があり余ってるときというのはこんなもんです。誰かがやってるだろうと皆が思うので、結局は誰もやっていないのです。職員がおおぜいいるにもかかわらず、ホールには誰もおらず、歩行不安定な人が勝手に自分の部屋まで行ってるのに誰も気づかず…しまいに事故起きるぞーーーーと思っていたら案の定今日ショート利用者が転倒した。職員の平和ボケ(っていうのかな?)はひどく、人目さえ気にしなくなっている。椅子に片脚挙げて、だらしなくずっこけ座りをして、利用者に背を向けた状態で他の職員とくっちゃべってるある職員は、もう麻痺しているのか、家族が面会に来ていても、そんな姿勢だった。あと約2週間なんとか無事に仕事を終らせたい。ひやひやドキドキだが、イライラしたり、自暴自棄になったりせず、細心の注意をもってケアにあたりたい。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:58| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

いまさらながら常識についてちょっと

昨日の夜勤中、ある利用者さんのオムツ交換にはいったら、オムツの当て方がちょっと変だった。
日中はトイレ誘導をしているので、紙パンツとパットだけなのだが、夜間はトイレに行かないので、オムツを当てて、その上から紙パンツをはいた状態になっているのである。漏れるのが心配なのと、朝夕紙パンツをはかせたり脱がせたりするのが大変というか、面倒くさいからだ。
昨日は、その紙パンツが先で、その上からオムツが当ててあったのだ。今月異動してきたばかりの新人職員(この施設にはいってまだ1〜2ヶ月しか経ってないのに、もうフロアの移動である)がやっていたので、間違ったようだ。私は何日間かこの新人の人を見ていて、きちんと教えられていないような気がしたので、もしや初めてだったのではないかと思い、フロアのリーダーに報告した。いちおう1回見せてあるとのことだったので、間違えただけのようだ。
リーダーは次の日その人に注意をしていた。「オムツを当てて、その上から紙パンツに決まってるやろ」って。
そのときにあれっ?それってほんとに当たり前かな?と思った。いつもと違うので、つい私も「間違ってる」なんて思ってしまったけど、オムツの上から紙パンツってのは、常識で当たり前のことかな。紙おむつの上に紙パンツなんてごわごわしてるし、蒸れそうだ。第一この利用者さんの場合、それでもパットの当て方が悪かったり、尿量が多かったりして漏れることが多かった。紙オムツ内はいつも尿汚染してるので、ほぼ毎日新しいオムツを使っている。

1年前この施設に異動してきたとき、オムツ交換の少なさにびっくりした。徹底的に排尿のリズムを調べ、その結果排尿パターンがわかったので回数を減らしても問題はない、コストダウンにもなったというのが教える側の説明だった。一番大きなパットは原則使わない、必要ないから、ということで、使用許可が下りなかった。交換回数を減らしてパットも小さいのに換えたのだから、オムツのコストは下がるのは当然である。だが、しばらくすると疑問が噴出してきた。例えば夕方から夜22時までは小さいパット、夜中は大きいパットを使う人がいる。22時の交換時は、たとえそのパットが全く尿汚染していなくても、捨てて大きいパットに換えるのである。そしてその大きいパットも朝尿汚染していないことが多いのだ。それでも換える。毎日毎日。その人は夜中1〜2回トイレに行く人で、汚染はごく稀にしかない。ごく稀の汚染に当たるのが嫌で(嫌なのはもちろん職員です)大きなパットを使っているのだ。一方で、1日2〜3回しかオムツを換えてもらえない人は、パット全体がたっぷり吸い込んだ尿で肌にべったりくっついている。その日が入浴日に当たってるときはパットも使わないため、きれ〜にオムツの形で肌に張り付いている。件の紙オムツと紙パンツの利用者も、毎日紙オムツを交換しているのに、コストがかかるからといって、1番大きなパットは長い間使用できなかった。見事なコストダウン大作戦である。

さて、オムツの当て方の常識であるが、もしかしたら、新人職員の「間違った」やりかたのほうが、まだ常識に近いのではないだろうか。外側の紙オムツで最終的な漏れを防ぎ、もしそこに汚染がなかったなら、そもそも紙オムツは必要ないということだ。
posted by カイゴのみょんみょん at 10:14| Comment(0) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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