2012年05月25日

一番ツライのは誰だ?

先日担当者会議があった。私の担当利用者さんであったが、地域包括のセンター長も参加するちょっと困難なケースだったので、先輩ケアマネが全てを取り仕切ってくれた。私は今後の勉強のためと思い熱心に傾聴していた。そのなかで、家族と介護者の意見がぶつかることがあった。意見というか、思いなのだが。家族は何度も同じことを訴える認知症の利用者さんを「本人は誰にも迷惑をかけてないって言う。全然わかってない。」と言い、それに対して介護者は「迷惑をかけてることがわからないのがこの病気。たとえ忘れてもそのときは本人が一番苦しい思いをしてるのだ」と言う。家族は納得できない様子で、結局「もういいです。わかりました」と、わかってもらえないことにあきらめたような返事をされた。私は口出ししたくてたまらなかったが、しゃべり始めると止まらない危険もあったし、先輩の面目をつぶすわけにもいかなかったので、がまんしていた。介護者がどういうつもりで言ってるかはわからないけど「本人がいちばんツライ」って言葉は、家族にとっては一番ツライ言葉だと思う。『息子介護』の著者、鈴木宏康さんが、その著書のなかで書いている。今まで介護をしてきて一番嫌いな言葉があるんです。病院に行っても施設に行っても必ず言うんです。「本人が一番大変。一番かわいそう」こんなこと言うマニュアルがあるのかなと思いましたよ。自分は、認知症の人を介護してる看護師やヘルパーのほうが一番大変だと思いますよ。って。ケアマネやヘルパーだって、もしプライベートな時間に利用者からガンガン電話があって、何度も同じこと訴えられたら「本人が一番かわいそう」なんて、いい人ぶったこと言えないよ。私は事務所で留守番してるときでも腹が立つ。「私が一番かわいそう!」これ本音でしょう。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:14| Comment(0) | ケアマネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。