2011年12月11日

上野千鶴子さんはやはりトンチンカンだ

上野千鶴子さんは『ケアの社会学』のなかで、ユニットケア(だけじゃなく、介護現場は全てだが)は人手が足りないことが、あらゆる問題の原因であるとしているが、上野さんは本気でそう思っているのだろうか。私は現在従来型の施設で働いている。高口光子さんが揶揄する「民族大移動ケア」や「放牧ケア」そのままの施設である。人手が足りず、キツイなと思う勤務もあったし、十分な人手があるときも多かった。だが、どんな条件のときであろうと、やることは変らなかった。人手不足の時には、優先順位を考えて、あえて切り捨てなければならない業務もあるのだが、そんなことを考える職員は誰もいなかった。シーツ交換や居室掃除、コップ洗い当番に当たった職員は、周りがどんなに大変そうでもお構いなくのんびりしていたし、リーダーに当たっている職員は、休憩も取らずに走り回っていた。人手が十分にあるときもやはり同じでる。手持ち無沙汰でブラブラと徘徊している職員が多く、人目もはばからず、一箇所にかたまって輪になっておしゃべりをしている。その一方で、やはりリーダーに当たっている職員は忙しく立ち働いているのである。ユニット型特養に勤務していたときも同様であった。実はこれは、なにも介護現場だけのことではないのである。労働現場すべてに当てはまることだと思う。ユニットケアを少ない職員数ですまそうとするのは、確かに問題ありだが、手厚い人員配置=手厚い介護と考えるのは、いかにも学者的な発想だと思う。人手不足が原因っていうんなら、外国人でもなんでも採用すればいいじゃないか。専門性だの文化だのしょうもないこと言ってないで早く人手を調達してくれ。ところで、わが施設では、いわゆるベテランが、人手の有り余っているこの時期、ウロウロ、ブラブラ、ペチャクチャ、ボケーっ(テレビを見ながら食事介助したり、胃ろう部分の処置をしたり)のオンパレードで鬱陶しいのだが、新人職員に対してはいっぱしに注意している。みんなが動いているときにボーっとしていることが多い、雑用に時間がかかり過ぎるなどなど。先輩のマネしてんだよ、わかんないかな〜わかんないよな〜
新しい施設オープンに伴い、昇進する人が多いので、もう浮かれまくって仕事どころじゃないみたいだ。地に足が着いてない、浮き足立つってこういうことを言うのかって、いい例です。しっかり歩かないと転ぶよ…
posted by カイゴのみょんみょん at 23:18| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人手があればいいってもんじゃないんです!

法人が来年4月に新しい施設をオープンさせるんで、夏ごろから毎月毎月新人職員が入ってくる。資格がなくても働けるんで(一応ヘルパー2級とかなってるけど、ほんとはなくても全然オッケー)高年齢の人や(40〜50代)たった今講習受けてきました〜っていう人ばかりである。上の人たちは、介護福祉士資格を持ってる職員が欲しいとか言ってるらしいが、プッ(笑)ってかんじです。来てくれるだけで御の字と思わないところが、ふるってます。それはともかく、とにかく今は職員の数が多く、みんな完全にだらけてしまっている。どんな職場でもそうだが、人手があればそれでいいってもんじゃありません。やることなくて(そんなわけないんだけど!!)みんなブラブラブラブラしています。夕方4時20分ぐらいに夕食が来ますが、食事介助が必要なのは3人だけ。職員は7人ほどいるので、手持ち無沙汰で徘徊しているのです。各居室を回って異常がないか見ようとか、雑用を済ませようとか、寝たきりの胃ろうの人の爪きりその他、人手がないときにできてなかったことをしようとかは全然思わないみたいですな。10分ほどで食べ終わった後は、即トイレ誘導、臥床介助である。なんか早くねぇ〜?まっ、いいか寝かせるか、なんて言いながら寝かせてます。大人数でやるんで、5時には全部終っちゃいます。いよいよやることがなくなると、利用者さんのテーブルに4〜5人集まってしゃべりだします。そして5時15分になると、その日のリーダーが「日勤者帰ってくださーい」と言って、みんなすぐに帰っていきます。記録は書いてない、テーブルは拭いてない、リグライニングチェアからずり落ちそうな利用者さんは放置…人手があり余ってるときというのはこんなもんです。誰かがやってるだろうと皆が思うので、結局は誰もやっていないのです。職員がおおぜいいるにもかかわらず、ホールには誰もおらず、歩行不安定な人が勝手に自分の部屋まで行ってるのに誰も気づかず…しまいに事故起きるぞーーーーと思っていたら案の定今日ショート利用者が転倒した。職員の平和ボケ(っていうのかな?)はひどく、人目さえ気にしなくなっている。椅子に片脚挙げて、だらしなくずっこけ座りをして、利用者に背を向けた状態で他の職員とくっちゃべってるある職員は、もう麻痺しているのか、家族が面会に来ていても、そんな姿勢だった。あと約2週間なんとか無事に仕事を終らせたい。ひやひやドキドキだが、イライラしたり、自暴自棄になったりせず、細心の注意をもってケアにあたりたい。
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2011年11月05日

TPPで介護現場はこう変る、かも

今議論が白熱しているTPP(環太平洋経済連携協定)について書きたい。介護とどう関係あるんだって?まあまあまあ、とにかくTPPだ。野田総理をはじめ、TPP賛成派と農水省などのTPP反対派が茶番劇のようなことをやっている。賛成派はやれ「平成の開国だ」(日本は今まで鎖国をしていたのか?江戸時代までだったと思っていたのだが…)だの「バスに乗り遅れるな」(乗り物はバスだけか?バスに乗り遅れたなら電車にでも飛行機にでも乗ればいいじゃないか)だの「日本の農業が強くなるチャンスだ」(日本の農業は弱いのか?農業専門誌の副編集長・淺川芳裕氏の著書『日本は世界5位の農業大国』によると、相当強いようじゃないか)だの、バカの一つ覚えのようなことを言っているし、反対派は「日本の農業が壊滅する」「米の関税は絶対守るべし」だの、まるで農業だけが問題であるかのように騒ぎまくっている。しかも農水省。農水省が騒げば騒ぐほど農業問題(というか、農水省の利権問題)という印象が強くなる。今日の朝刊で(どこの新聞社だか忘れた)ようやく、「保険分野にも影響があることがわかった」という記事がのっていた。朝日は、アメリカとFTA(自由貿易協定)を締結した韓国を引き合いに出して、「韓国の置かれている状況を見て、慎重に検討すべし」としている。農業、農業と騒いでいるが、もしや農業はフェイントなのではないか?農業を隠れ蓑にして、(なぜって、反対しているのが農水省や農協だけなのを見ても、ほとんどの人が農業に関心がないのがわかるから)何か重大なことが着々と進められているんじゃないかと危惧する。そこで介護だ。日本はフィリピン・インドネシアとEPA(経済連携協定)を締結し、看護師や介護士を受け入れている。だが、数は非常に少ない。しかも彼らには国家試験を受ける機会が1度しかない。現状のビザでは4年間しか滞在できず、介護士の場合、受験のための実務経験が3年間必要だからだ。試験は日本人が受けるのと同じものだ。日本人でさえ合格率は50%なのだから、言葉の壁のある外国人介護士にとっては、大きなハンディである。TPPは農業製品をはじめとした物品だけではなく、保険・金融・通信・医療などのサービスも対象となる。これらが自由化されれば、労働力の移動は容易となり、外国人看護師や介護士は受け入れやすくなる。労働力が慢性的に不足している医療・介護業界にとっては、いいことといえるかもしれない。例えば私が勤務している特養であるが、けっして職員のレベルは高くない。今後介護報酬は上がることはないようだ。給与アップのための交付金も終了する。介護サービス事業者にとって、外国人介護士を雇用できるのはありがたいことではないか。介護士の給料は横並びで皆安いが、今後資格を含めて能力給にしたら生き残れるかもしれない。入浴やおむつ交換はアウトソーシングにして、介護士の給料もさらに低くする。なぜって、入浴介助やオムツ交換は誰でもできる仕事だからだ。高度なスキルや知識を有する介護士、総合的なケアマネジメントができる介護士は今よりも給料を多くする。つまり、介護の仕事も格差ができるということだ。万年人手不足の介護業界であるが、外国人介護士が多く雇用されることによって、日本人介護士は職を失うわけである。これ以上安い給料だと、日本人は誰も介護の仕事をしなくなる?じゃあ、いったい何の仕事が残されてるっていうんだ?誰でも雇ってもらえる介護の仕事があるから、失業率もそうひどくないんじゃないか?ひどい話と思うかもしれない。だが、現状だってひどいのだ。TPPにはこんな可能性だってあるってことだ。
posted by カイゴのみょんみょん at 22:03| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

介護はラクです

昨日は夜勤であった。前回の夜勤のとき、食べの悪い利用者さんがいたので、一旦食事介助を中止し、5分ほど記録を書いていた。最古参の職員がそれを見て、「食事介助が先でしょ。利用者の食事介助もしないで記録書く人なんてほかに誰もいない」と、あきれて物も言えないというような調子で叱られた。その後別の古参職員がやてきて「さっき聞いたんだけど、夜勤者の仕事が何かわかってる?」「記録なんて後の後、全てが終ってからやることでしょ」「食事の後のトイレ誘導は夜勤者の仕事でしょ。日勤者は確かに早く来て手伝ってくれるけど、本当は夜勤者の仕事。やってくれてるからって甘えてないで自分からやろうと思わないの?」と言われた。私はこの施設に異動してきてそろそろ1年になるが、朝食後のトイレ誘導が夜勤者の仕事とは今の今まで知らなかった。日勤者は確かに早く来てトイレ誘導を手伝ってくれるが、(施設側がどれほど巧みに言い繕おうと、これは強制です)そのことに対しても、なぜ食べ終った直後の人をすぐにトイレに連れて行き、パット交換をして(トイレに行くのはそのためです。排尿を促すとか、そういう考えはないです。なので1〜2分座っていれば排尿のある人でも、便座にお尻がタッチするかしないかで立たせてしまいます)利用者によってはすぐに寝かせるのだろう、なぜそんなことのために早く来なければいけないんだろうと思っていた。そうしないと「まわらないから」らしい。7時半に朝食が始まり、12〜13人の人が食べ終わると口腔ケアやトイレ誘導をするのだが、これが夜勤者の仕事ということは、早番と二人でやっても1時間近くかかる。しかもホールには必ず人がいなければならない。日勤者が早く出勤しないとできないのだ。施設側は「早く来てくれて助かる」「あくまでも自主的な参加を促す」と言うが、私は指導ヤローから「早く来い」と言われたよ。皆がまるで機械のように業務をこなしているのを見て、嫌な気分だった。だが、皆のほうは私がトイレ誘導などの「大変な仕事」をせずにテーブルを拭いたり、記録を書いたりしているのが、気に入らなかったようだ。さぼっていると思われていたようだ。実はそれもあるのだが…てへへ。今日みなの真似をしてどんどん業務を片付けていったらすごくラクだった。尿意があるのか、今行きたいのか、そんなこと全くおかまいなしに、物を片付けるように利用者のケアをしたらすごくラクだった。こりゃ5年、10ねんと仕事を続けているヤツが多いはずだ。やっぱ同じことをやってみないとダメだね。このラクさがよくわかった。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:27| Comment(5) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

しゃべっていいこと、だめなこと

昨日の夜勤のとき、利用者さんがある職員のプライベートなことを話題にされた。私が知っている事実とは違っていたので、はてな?と思った。その方は認知症ではないのだが、利用者さんというのは、ときに(というか、しばしば)爆笑するようなとんでもない勘違いや思い違い、思い込みをしていることがあるので、その話もその類だろうと思い、違いますよ〜、他の人と勘違いしてるんじゃないですか〜?と笑って応えた。だが、その方は「あんた知らんかったがか?みんな知ってるよ」と言うのだ。本人が言ってたの?って聞くと、「まさか、本人が言うかいね。他の人に聞いたんや」とのこと。男?と聞くと「そんなこと言うのは女に決まっとるやろ。〇〇さんも〇〇さんも言うとった」と言うではないか。はたしてどこまで事実なのか…内容が内容だけに、真偽はともかく、利用者が職員のそのようなプライベートなことを知っているというのはよくないのではないかと思った。年配者をたしなめるのは気が引けたが、他の人(他の利用者や職員、自分の家族など)にも言うと困るので、あんましそういうことは他の人に言わないほうがいいですよと言うと、「私かてバカやなし、だれかれに言うとるわけやない」と言ってくれたのだが…。この方は他の利用者や職員とよく話をしており、いろんなことを知っている。職員は無邪気に自分のことを話すようだが、その方はそれを利用者や他の職員にも話す。当たり障りのないことであれば、別にどうってことはないんだが、しゃべった職員にしてみれば、まさか他の人に筒抜けとは思いもしないようだ。問題は他の利用者のプライベート情報である。これをこの方はよく知っているのだ。「〇〇さん、15回もトイレ行くんやろ?私そこまでひどないわ。あの人ボケとるがやない?」とか言うのだ。トイレの回数など、職員が言わなければわかるはずがないのだ。こんなこと、他の利用者に言うべきことではない。だが、このことを全く理解していないのがいわゆるベテラン職員である。無邪気なほど何でも話す。いつかとんでもない事態を引き起こしそうだ…
posted by カイゴのみょんみょん at 18:47| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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