2013年01月01日

主任ケアマネだけあるな

実家の父は要支援2の認定を受けていた。忙しさにかまけてほうっておいたら、有効期限が切れてしまった。サービスを利用していなかったのでケアマネもついていない。家のあまりの惨状に、なんとかせねばということになった。訪問看護師の姉が、「ヘルパーはあてにならない」と言って、ダスキンのホームなんとかっていう、介護保険外のサービスを使うことに決めた。決めたはいいが、ダスキンも年末は忙しく、サービスの導入は年が明けないと無理で、事前の家庭訪問も土日は無理とのことで、失業中の私が平日に実家でダスキンの担当者と話をすることになった。私は家のあまりの汚さに恐縮していたが、ダスキンは「この程度なら介護保険で十分」「もっとひどい家を今までいくつも見てきた」「まずはケアマネに相談したらいい」と、契約に至らなかった。私としては、サービス開始は遅くても、とりあえず契約だけは済ませたいと思っていたのだが、ダスキンがあまりにもケアマネ、ケアマネと言うので、諦めて地域包括に介護保険の申請に行って来た。(もしかしたら、この家は汚いから掃除すればいいというレベルではなく、行政につなげる必要ありと判断されたのかもしれない…実際問題が山積しているのだが…)今回対応してくれたのは、頭の薄くなったおじさんで、「主任ケアマネ」だった。さっさと済ませてしまいたい私は、おじさんがもったりと、う〜んとうなって考え込んだりしているのを、内心「ヘルパー入れてくれればそれでいいんだけど」と思いながら、ちょっとイラついた。前回の申請のときに詳しく話しているのに、また同じことを繰り返さなきゃいけないのも不満だった。おじさんは、「単に掃除を目的にヘルパーを入れるわけにはいかないし、どうしてあげるのが一番いいんだろう」と考え込んでいた。私が担当ケアマネなら、家族の要望を聞いてさっさと訪問介護の手続きを取るところだ。しかし思った。私はこんなふうに利用者の生活を考えてケアプランを立てたことがあっただろうか。まずサービスありきで、しかも家族や本人の言いなりだった。新人だから、まだ仕事に慣れていないからで済ませられることではない。認定調査についておじさんは、「時間がかかっても、自分でいっしょうけんめいやってる人は自立していると判断され、できるけれどもなまくらで他人にやってもらっている人は、介護が必要と判断される。公平とは言えないが、それが現状です。しない人にいくらやっれって言っても無駄だからです。できてないことについては、家族がきちんと調査員に伝えてください」とアドバイスしてくれた。私は利用者や家族に対し、きちんとしたアドバイスなどしたことがなかった。思わぬ認定結果になってようやくアドバイスをするという、「後手後手」を絵に描いたような拙いやり方だった。人の仕事を見ることで気づくことは多い。今さらだが、逃げ出すのが早すぎたと後悔している。しかし一方で、やはり無理だったとも思う。同じ事業所のケアマネはお互いの仕事をほとんど知らない。協力とか助け合いっていうのは言うほど簡単ではないし、手の内をみせることを心よしとしない人が意外と多い。同僚であれ、誰であれ、困っている時に助け合えるには、ある程度心の内をオープンにしないと無理なんだと思った。いい勉強になった。
posted by カイゴのみょんみょん at 16:44| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月13日

望めばきっかけなどいくらでもある

先日ユニフォームを事業所に返却して、ようやく肩の荷が下りた。二度と職員として関わることがないと思うと心から安堵した。退職のきっかけとなったのは保険者とのトラブルだが、退職した今となっては嫌だ嫌だ辞めたいと思いつつ仕事をしていたことが招いた結果とも言える。心のどこかで何かが起きることを望んでいたのかもしれない。何度も引き止めてくれた先輩や同僚には悪いと思うが、ケアマネという仕事自体に無理を感じていたし、なによりも事業所になじめなかった。正職員としていっしょうけんめい職場を盛り上げていた先輩を尊敬しつつも、ついていけない感が最初からあって息苦しかった。皆がてんでバラバラなのに、「みんなわいわいがやがや仲がいい」「何でも聞けるいい雰囲気」を前提にしている事業所と管理者に対し、冷めた気持ちしか持てなかった。先輩や管理者の「母体が大きいからちょっとのことではつぶれない」「地域のため赤字覚悟でやっている。儲けは度外視している」という考えにもうんざりするだけで反論さえする気になれなかった。仕事をしていていいことだってあったし、楽しいと思うこともあった。なのに今思い出すのは嫌なことばかりだ。自分の腰掛け気分を反省するばかりだ。そもそもケアマネなど考えてもいなかったのに、管理者に「やってみないか」と言われ、その気になるなんて、つくづくその場の雰囲気や気分に流される人間なんだなと自分ながらあきれる。最後の日、先輩から言われた。「老婆心から言わせてもらうね。どこへ行っても自分が変らないといっしょだよ」って。そのとおりだと思った。自分を変えずに周りの環境を変えて逃げている。自分では逃げているとは思わず、新しいところで再出発すると勘違いしている。先輩からは学ぶことが多かった。
posted by カイゴのみょんみょん at 10:27| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月23日

脅迫なんかしてないって!!

管理者から「ちょっといい?」と呼び出された。「昨日役場に変更申請しに行った?」と聞かれた。行ったと答えると、「役場から苦情がきている」とのこと。「あんたんとこのケアマネあれいったいなんや?因縁つけにきた。不服申し立てすると脅迫してきた。あれが専門職のやることか?」ということらしい。寝耳に水だった。窓口の人に親切に対応してもらい、ありがたいと思っていた。管理者からは、一町民として苦情を言いにいっているのとは違う、〇〇の職員であるという自覚を持ってほしい、保険者あっての介護保険だ、と言われた。あんたは自分では全然気づいてないみたいやけど、一旦こうと思ったら、相手が不愉快になるような言い方をしているとも言われた。そのとおりだと思った。まずかったかも…と思うがいつも後の祭りである。手順を踏んでなかったのも確かだ。変更申請しなきゃって、その思いばっかりでいっぱいだった。保険年金課の人がそれほど不愉快に思っていたとまったく気づかなかったのも致命的だった。特養に5年勤務し、利用者さんの気持ちが少しはわかるつもりでいた。顔はニコニコしていても、口ではいいよ〜気にせんといて〜と言ってはいても、本音は違うとわかっていた。なのに、今回のこのザマである。ちょっと仕事に慣れていい気になってたらこうだ。いい気味だ。いい冷や水だった。
ここまでが自己反省。
さて、役場と管理者への罵詈雑言といく。
不服申し立てに対し、脅迫ととらえるその感覚。いったいなんじゃこりゃ〜〜だな。そりゃ町の処分に対して県に訴えるんだから、町としては大変困る。やめてもらいたいだろう。だが、不服申し立てを口にしただけで脅迫されたと事業所にそれこそ因縁つけるその神経なんじゃいな?キャンキャンうるさく吠えただけで噛み付かれたと大騒ぎされてもなぁ〜  因縁つけられたという感覚も私にはちと理解が困難です〜 業者のくせに町に文句言うなんてとんでもない。身の程を知れってことですね。何様ですか?町役場さまさまですな。保険者あっての介護保険だと言い切る管理者。ありゃりゃ。気持ちはわかるがそれを言っちゃおしまいよ…利用者主体じゃなかったっけ?一応表向き…この人いっつも事務所に座ってるだけだから、仕事は町が(保険者)持ってきてくれると本気で信じてるんで無理もないが。社会保険だもん、保険者は決めなきゃいけないし、いるよそりゃもちろん。でもさー、市町村がこの制度作ったか?今でこそ
国民年金は国庫負担が半分あるけど、ちょっと前まで3分の1だったよ。最初から国庫負担が半分もあるのは介護保険ぐらいだよ。あとは保険料と都道府県、市町村の負担だろ?(つまり税金ってことじゃないか!)これで保険者あっての介護保険とはどうよ?私たちは保険者の顔色窺って仕事してますって言ってるんだな。睨まれたら仕事こんやろ?私の〇〇での立場も悪なるやろ?どうしてくれるが?ってことなんだな。そうか。気づかなかった…やっぱり私はアホだった…町のほうもおそらく(いや絶対!)われらがこの介護保険を担ってるんだ!!という意気込みで鼻息が荒いのでしょう。どうどう〜〜ふぅ〜町民として手綱をしっかり握らねば。
posted by カイゴのみょんみょん at 03:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

右も左もわからない新人ケアマネですが

居宅介護支援事業所で新人ケアマネとして働き始めて1ヶ月が経つ。試験に受かって実務研修を受けただけの私には、居宅支援はまったく右も左もわからず、ただ右往左往の1ヶ月であった。訪問介護事業も併設しているので、時々訪問ヘルパーもやっている。ケアマネ業務とヘルパー業務の両方を覚えなければいけないので大変ではあるが、居宅の経験が全くない私にはいい勉強になっている。同じ施設(特養)に5年いただけで居宅のケアマネになった私には、良くも悪くも居宅介護支援は驚くことばかりである。例えば、30分の身体介護でおむつ交換だけをすればいいというのは、正直なところ時間とお金の無駄だなとつい思ってしまった。そのときはたまたま排便がなかったので手間取らなかっただけなのだけど…時間内に何人もの利用者のおむつ交換をこなさなければならない施設と(排便だったからと言って時間オーバーは許されないのが施設の介護だったので。人的余裕がないからだけど)引き比べてしまう。生活介護にしても、利用者の自立を促すというのを前提に、いっしょに何を買うか決めてヘルパーが買い物に行くわけだが、相談なんかしないことも多い。それでも利用社宅に到着後、あらためて買い物に出掛けるのはほんと時間とお金の無駄に感じてしまった。在宅はお金がかかるというが、これではお金や時間がいくらあっても足りないなとも思う。もちろん骨の髄から施設職員の私がなにもわからないでただ言ってるだけである。今後考えは変っていくだろうが、今のところこう思っている。管理者からは、利用者宅でおかしいと思うことがあっても(家が汚いとか、明らかに不合理なことなどに対して)指摘するな、直すなと最初に言われた。利用者尊重の立場からは当然である。他のケアマネからも同じように言われた。だが、それも私には放置の言い訳のように感じた。社会資源の情報提供、利用者の説得、どれもきちんとやろうと思えば手間ひまかかり、報酬に反映されなければやりたくないことだ。完全歩合制のフリー契約で働いている職場なので、私も遅かれ早かれ給付管理など、最低限法律で規定されていることだけをしていればよしとなるのかもしれない。
posted by カイゴのみょんみょん at 09:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

権利の主張は結構であるが…

退職のことでゴタゴタするのは避けたい、そう思い労働基準法の他、労働関係の法律や民法なども調べて退職に臨んだ。労基法に関しては、労働条件がどんどん悪くなり、一方的なうえに恩着せがましい態度があからさまであったため(最初の労働条件は法律の基準を上回るもので、下がったからと言って文句言う筋合いはないといった調子)、一度きちんと勉強してみたいと前々から思っていたのだ。雇用される者として、こういう法律を学ぶことは自分の身を守るためにも必要だと思う。今後の役に立つだろうし、いい勉強になったと思う。だが一方で、別のことも強く感じた。退職の際、施設側と話をしていて、今は自分が権利を主張していて、勝ち目は大きいが、逆の立場だったらどうだろうと思わずにいられなかった。施設長のいいぐさではないが、いくら労基法で保護されているからといって、なんでも主張できると労働者が考えたら会社はどうなってしまうだろう?本当に労働者は守られているといえるだろうか?労務倒産とまではいかないまでも、不良社員を解雇ができず、採用もままならないとしたら、困るのは労働者も同じだ。労働者対使用者という単純な構図ではない。昔であれば会社と労働組合の対決が多かっただろうが、今は労働組合自体ほとんどないし、あっても個人で入っていたりする。増えているのは個別紛争だ。
福祉現場は慢性的に人手不足であることに加え、行政による措置制度が長かったためか、労務に疎く、労働者に対して毅然とした態度がとれない使用者が多いように思う。正社員にしてくれないなら辞めるといったら、正社員にしてくれたなどという話をよくきく。労働者の弱みにつけこんでサービス残業などを強制する一方で、強気で迫る労働者の言いなりになっているということが非常に多い。私が勤務していた特養においても、正社員でありながら、したくない、できないといった理由で変則勤務やリーダー業務が免除されている人がいた。パートでありながら、待遇面は変らず仕事内容だけが責任の重いものである人もいた。
年次有給休暇は労働者の権利であるから、使用者の許可は必要ないのだが、使用者も含めてみなと協力しあって取得するべきであろう。しかし、多くの場合、使用者の許可を得るとなっているのではないか。そしてその使用者の許可というものははなはだ気まぐれで気分次第、少なくとも一定の基準などないと思われる。何年も勤務していながら一度も取得したことがない人がいるかと思えば、海外旅行へ行くといって、1週間の休みを2回取っている人もいる。当然他の従業員からは、どうして?なんであの人だけ?と不満が出る。使用者にうまく取り入ったら有給がもらえる、というのでは、うまく取り入れない人は仕事に対する意欲だって削がれてしまう。
今回の退職では、介護部長や施設長の、使用者としての自覚の足りなさを他人事とも思えず、危ぶんだ。
posted by カイゴのみょんみょん at 10:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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