2011年12月12日

それって強制ですよ〜

時間外手当てを出さないんなら職員会議への出席を強制するな。

監査でそう指摘されたから強制はしない。あくまでも自主的な参加を促す。

介護部長がそう言ったのは何ヶ月前だっただろうか。あくまでも自主的な参加をやけに強調していたが。

昨日遅番で出勤して、連絡ノート(朝礼での申し送り事項の他、介護部長が職員を口汚く罵っている内容などが書かれているノート)を読むと、次のように書いてあった。

先月の職員会議の出席率が非常に悪かった。今月はみんなちゃんと出席するように!!

自主的な参加を促すんじゃなかったのか?

自主的と言われて真に受けてほんとに出席しない職員も笑えるが、朝礼の席で出席を強制しちゃう部長もおかしい。こらえ性がないというか、やはり年なんだろうか。長年の独裁で常識や理性が麻痺しているのはわかるが、ちょっとひどい。

日勤者が朝30分前に出勤して夜勤者の手伝いをするのは完全な強制であるが、それも「あくまでも自主的な手伝いを促す」と朝礼の席で言い放っている。入ったばかりで、そんなルールを知らない新人職員が、勤務時間まで休憩室で待機しているのが気に入らなかったらしい。私の場合、指導係がちゃ〜んと、8時には来い!と命令してくれたので、来たもんね。けど、建前上、けっして強制ではないので、ベテランのなかには、来ない人もい
る。

介護部長や施設長は、職員のことを自在に動かせる駒としか見ていないので、よく言えば非常に正直になんでもしゃべる。無邪気と言ってもいいくらいだ。でもこんな無防備な人たちに雇用されているって不安…

ところで、私はこの施設に異動になってから会議録というものを見たことがない。以前の施設では、必ず回覧されてサインをしていたものだが…同じ法人なのになんだろ、この違いは。誰かがパソコンの画面をそのままにしてどこかへ行ってしまい、チラッと見たら出席者がデタラメだった。生活相談員とか管理栄養士とか、出席してない人が出席したことになっていた。ロッカールームに落ちてた会議録も同じだった。回覧できないはずだ。そういえば、ケース会議もやってないのに、やったこととして、ちゃーんと相談員やケアマネの名前書いてたな。いったいこの1年間でどれだけ大嘘書いたことか…小さいときあれほどばあちゃんやじいちゃんに、うそつきは地獄に落ちて閻魔様に舌を抜かれるって言われていたのに…この1年間にやってきたことを思い出すと本当に恐ろしい。今日退職届を提出し、口頭でもしっかり退職の理由と退職日を伝えるつもりである。地獄が待っているのは承知のうえだが、閻魔様と天罰はなお恐ろしい。
posted by カイゴのみょんみょん at 13:50| Comment(2) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

上野千鶴子さんはやはりトンチンカンだ

上野千鶴子さんは『ケアの社会学』のなかで、ユニットケア(だけじゃなく、介護現場は全てだが)は人手が足りないことが、あらゆる問題の原因であるとしているが、上野さんは本気でそう思っているのだろうか。私は現在従来型の施設で働いている。高口光子さんが揶揄する「民族大移動ケア」や「放牧ケア」そのままの施設である。人手が足りず、キツイなと思う勤務もあったし、十分な人手があるときも多かった。だが、どんな条件のときであろうと、やることは変らなかった。人手不足の時には、優先順位を考えて、あえて切り捨てなければならない業務もあるのだが、そんなことを考える職員は誰もいなかった。シーツ交換や居室掃除、コップ洗い当番に当たった職員は、周りがどんなに大変そうでもお構いなくのんびりしていたし、リーダーに当たっている職員は、休憩も取らずに走り回っていた。人手が十分にあるときもやはり同じでる。手持ち無沙汰でブラブラと徘徊している職員が多く、人目もはばからず、一箇所にかたまって輪になっておしゃべりをしている。その一方で、やはりリーダーに当たっている職員は忙しく立ち働いているのである。ユニット型特養に勤務していたときも同様であった。実はこれは、なにも介護現場だけのことではないのである。労働現場すべてに当てはまることだと思う。ユニットケアを少ない職員数ですまそうとするのは、確かに問題ありだが、手厚い人員配置=手厚い介護と考えるのは、いかにも学者的な発想だと思う。人手不足が原因っていうんなら、外国人でもなんでも採用すればいいじゃないか。専門性だの文化だのしょうもないこと言ってないで早く人手を調達してくれ。ところで、わが施設では、いわゆるベテランが、人手の有り余っているこの時期、ウロウロ、ブラブラ、ペチャクチャ、ボケーっ(テレビを見ながら食事介助したり、胃ろう部分の処置をしたり)のオンパレードで鬱陶しいのだが、新人職員に対してはいっぱしに注意している。みんなが動いているときにボーっとしていることが多い、雑用に時間がかかり過ぎるなどなど。先輩のマネしてんだよ、わかんないかな〜わかんないよな〜
新しい施設オープンに伴い、昇進する人が多いので、もう浮かれまくって仕事どころじゃないみたいだ。地に足が着いてない、浮き足立つってこういうことを言うのかって、いい例です。しっかり歩かないと転ぶよ…
posted by カイゴのみょんみょん at 23:18| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人手があればいいってもんじゃないんです!

法人が来年4月に新しい施設をオープンさせるんで、夏ごろから毎月毎月新人職員が入ってくる。資格がなくても働けるんで(一応ヘルパー2級とかなってるけど、ほんとはなくても全然オッケー)高年齢の人や(40〜50代)たった今講習受けてきました〜っていう人ばかりである。上の人たちは、介護福祉士資格を持ってる職員が欲しいとか言ってるらしいが、プッ(笑)ってかんじです。来てくれるだけで御の字と思わないところが、ふるってます。それはともかく、とにかく今は職員の数が多く、みんな完全にだらけてしまっている。どんな職場でもそうだが、人手があればそれでいいってもんじゃありません。やることなくて(そんなわけないんだけど!!)みんなブラブラブラブラしています。夕方4時20分ぐらいに夕食が来ますが、食事介助が必要なのは3人だけ。職員は7人ほどいるので、手持ち無沙汰で徘徊しているのです。各居室を回って異常がないか見ようとか、雑用を済ませようとか、寝たきりの胃ろうの人の爪きりその他、人手がないときにできてなかったことをしようとかは全然思わないみたいですな。10分ほどで食べ終わった後は、即トイレ誘導、臥床介助である。なんか早くねぇ〜?まっ、いいか寝かせるか、なんて言いながら寝かせてます。大人数でやるんで、5時には全部終っちゃいます。いよいよやることがなくなると、利用者さんのテーブルに4〜5人集まってしゃべりだします。そして5時15分になると、その日のリーダーが「日勤者帰ってくださーい」と言って、みんなすぐに帰っていきます。記録は書いてない、テーブルは拭いてない、リグライニングチェアからずり落ちそうな利用者さんは放置…人手があり余ってるときというのはこんなもんです。誰かがやってるだろうと皆が思うので、結局は誰もやっていないのです。職員がおおぜいいるにもかかわらず、ホールには誰もおらず、歩行不安定な人が勝手に自分の部屋まで行ってるのに誰も気づかず…しまいに事故起きるぞーーーーと思っていたら案の定今日ショート利用者が転倒した。職員の平和ボケ(っていうのかな?)はひどく、人目さえ気にしなくなっている。椅子に片脚挙げて、だらしなくずっこけ座りをして、利用者に背を向けた状態で他の職員とくっちゃべってるある職員は、もう麻痺しているのか、家族が面会に来ていても、そんな姿勢だった。あと約2週間なんとか無事に仕事を終らせたい。ひやひやドキドキだが、イライラしたり、自暴自棄になったりせず、細心の注意をもってケアにあたりたい。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:58| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

いまさらながら常識についてちょっと

昨日の夜勤中、ある利用者さんのオムツ交換にはいったら、オムツの当て方がちょっと変だった。
日中はトイレ誘導をしているので、紙パンツとパットだけなのだが、夜間はトイレに行かないので、オムツを当てて、その上から紙パンツをはいた状態になっているのである。漏れるのが心配なのと、朝夕紙パンツをはかせたり脱がせたりするのが大変というか、面倒くさいからだ。
昨日は、その紙パンツが先で、その上からオムツが当ててあったのだ。今月異動してきたばかりの新人職員(この施設にはいってまだ1〜2ヶ月しか経ってないのに、もうフロアの移動である)がやっていたので、間違ったようだ。私は何日間かこの新人の人を見ていて、きちんと教えられていないような気がしたので、もしや初めてだったのではないかと思い、フロアのリーダーに報告した。いちおう1回見せてあるとのことだったので、間違えただけのようだ。
リーダーは次の日その人に注意をしていた。「オムツを当てて、その上から紙パンツに決まってるやろ」って。
そのときにあれっ?それってほんとに当たり前かな?と思った。いつもと違うので、つい私も「間違ってる」なんて思ってしまったけど、オムツの上から紙パンツってのは、常識で当たり前のことかな。紙おむつの上に紙パンツなんてごわごわしてるし、蒸れそうだ。第一この利用者さんの場合、それでもパットの当て方が悪かったり、尿量が多かったりして漏れることが多かった。紙オムツ内はいつも尿汚染してるので、ほぼ毎日新しいオムツを使っている。

1年前この施設に異動してきたとき、オムツ交換の少なさにびっくりした。徹底的に排尿のリズムを調べ、その結果排尿パターンがわかったので回数を減らしても問題はない、コストダウンにもなったというのが教える側の説明だった。一番大きなパットは原則使わない、必要ないから、ということで、使用許可が下りなかった。交換回数を減らしてパットも小さいのに換えたのだから、オムツのコストは下がるのは当然である。だが、しばらくすると疑問が噴出してきた。例えば夕方から夜22時までは小さいパット、夜中は大きいパットを使う人がいる。22時の交換時は、たとえそのパットが全く尿汚染していなくても、捨てて大きいパットに換えるのである。そしてその大きいパットも朝尿汚染していないことが多いのだ。それでも換える。毎日毎日。その人は夜中1〜2回トイレに行く人で、汚染はごく稀にしかない。ごく稀の汚染に当たるのが嫌で(嫌なのはもちろん職員です)大きなパットを使っているのだ。一方で、1日2〜3回しかオムツを換えてもらえない人は、パット全体がたっぷり吸い込んだ尿で肌にべったりくっついている。その日が入浴日に当たってるときはパットも使わないため、きれ〜にオムツの形で肌に張り付いている。件の紙オムツと紙パンツの利用者も、毎日紙オムツを交換しているのに、コストがかかるからといって、1番大きなパットは長い間使用できなかった。見事なコストダウン大作戦である。

さて、オムツの当て方の常識であるが、もしかしたら、新人職員の「間違った」やりかたのほうが、まだ常識に近いのではないだろうか。外側の紙オムツで最終的な漏れを防ぎ、もしそこに汚染がなかったなら、そもそも紙オムツは必要ないということだ。
posted by カイゴのみょんみょん at 10:14| Comment(0) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月06日

心のオムツも外さないといけないな

三好春樹さんの主催する「オムツ外し学会in東京」に参加するため、先月東京に行って来ました。参加っていっても、自分がなんかするっていうんじゃなくて、研修を受けただけなんだけど。

すごい久しぶりの東京で、右も左もわからなかった。確か前回行ったのは、六本木ヒルズができる前だったような…いったいどったけ昔なんやってかんじだが、元々そうそう行くとこでもないんで。(いいわけ)お金がないので深夜バス(往復7000円・トイレ無し)で行ったんだが、40過ぎたおばはんのやることじゃなかったです。せっかくセルフケアの本間さんに誘っていただいて、打ち上げに参加したのに、眠さに勝てず、12時前にホテルに帰ってしまい、みなさんとあまり話もできず、とても残念でした。去年の9月11日に広島のライブハウスで行われた「介護バカの集い」で知り合ったこてっちゃんも来ており、少し話ができたのが嬉しかったです。こてっちゃんは、三好さんに「呼んでないのに来たので、舞台挨拶して」と言われていましたが、ちゃんと呼ばれていたようです。

私は世間の多くの人と同様にひきこもりがちなので、打ち上げの席でも、右も左もわからず、おたおたしていました。隣に座っていた介護ライターの東田さんに「お近くに住んでるんですか?介護士さんですか?」とか聞いて、三好さんが「ライター」って教えてくれたのに、一瞬「ライター?あのタバコのお供の?」などと怪訝におもい、「書く人に決まってんだろ!!」とこっそり自分にツッコミを入れてました。

花の都東京にはいろんな人がいるんだなぁと感じ入ってしまいました。いろんな人がいることやいろんな介護のかたちがあることも知らずに、離れ小島に置き去りにされたような孤独感で気持がささくれだっていたのです。荒んだ心で、閉じこもって引きこもって、ぐちぐち言いながら仕事をしていたのです。嫌で嫌で仕方がないのに、まるでそこしか居場所がないかのように、固執していました。今月いっぱいで退職することを決め、ほんとうにホッとしてます。退職通告してから退職までは、地獄のような毎日になると覚悟はしていますが、今の職場にこれ以上い続けることは、地獄よりも耐えられないことです。ちょっと無理をしてでも「オムツ外し学会」に行ったのは、少しでも自分を元気づけようと思ったからです。あとはもうゴーゴーです。

茨城で通所介護をしているこてっちゃんもそうですが、広島・玄玄の藤渕さんや大阪・祥の郷の細川さんたちは、とてもあつい思いで介護をしています。すごい!と思います。でも自分も!というふうには踏み切れないのです。自分にはこれほどの情熱があるだろうか?自分もこんなふうにやりたいと思っているのだろうか?そう自問すると、自信がないのです。一人ひとりの利用者さんにこれほどまで真剣に向き合えるのか?逃げ出したくなると思う…まだ自分にはこれでいきたいという確固としたものがないのです。

元引きこもりのグループホームに勤務する介護士さんと少し話をしたのですが、彼もやはりまだ自信がないかんじでした。好きなことや、こういうことをやりたいという思いはあるようですが、まだまだ準備段階ということでした。私はのんびり考えるという年齢ではないのですが、やはりまだ決めかねています。今はとりあえず、ケアマネのことを勉強しようと思っています。

毎日の仕事から学ぶことは多いけど(実際には学んでないけど!!)外に出て行かないと学べないこともある。そのことを学んだ貴重な2日間でした。
posted by カイゴのみょんみょん at 22:30| Comment(4) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月05日

介護保険は金持ちにはお得かも

オムツ外し学会参加報告

やりさんこと柳本文貴さん(NPO法人グレースケア代表)の「こんな介護もある!!介護保険外でヘルパー活動」です。

タイトルどおり「介護保険外」の活動報告です。私にとって介護=介護保険だったので、ほんとうに、こんな介護のやり方もあったのか…と感心しながら聞いていました。

やりさんは、介護保険の利用者負担を抑えることで、高収入の人も安いサービスを使っていると指摘していましたが、なるほどと思いました。当たり前といえば当たり前のことだけどあんまり考えたことがなかったな。収入の低い人のことばっかり考えていたら、保険料は安いほうがいいし、利用者負担も少ないほうがいい。だけど介護保険は一律1割負担だ。保険料は所得に応じているっていったって免除はない。高収入の人にとっては、お得なサービスだ。措置時代の応能負担に比べれば安いだろう。資産のある人や年金額の多い人が特養に入所した場合、家族は金が減らなくて助かるかもしれない。私が勤務する特養にも「お金ならいっぱいあるよ。年金二つもろとるもん。うちのもんには迷惑かけとらん」という人や、元教授で年金が多い人、他にもお金に不自由してなさそうな人がいる。職員が自分のことでもないのに自慢げに、そういうことを披露してみせると言ってやりたくなる。じゃあ、なんでこんな最低な特養に入所しとるんや?って。収入の少ない人にとっては1割の使用負担は大きいうえに、財源の半分が税金なので、金持ちが安いサービスを使うために税金を納めてるようなもんで、なんか損してるみたいだぞ。金持ちにしたって、冥土に持ってくわけでもない金をケチって、ハゲタカのような親族に残すくらいなら、もっと自分の介護に使えばいいのに…と思ってみたりもして。
金持ちついでに思い出したが、累進課税はうまく機能してないようだね。昔金持ちは7割近くも税金を取られていたのに、今は5割ぐらいだとか、金持ちは相続税で揉めて大変とか同情されているが、実はうまいことやってあんまし払ってないとか、金持ちばっかり優遇されているとか、そういうこともあるけど、今思い出したのは別のことだ。収入に応じて税率は変るはずだが、ずいぶん多くの人が最低税率である5%だか10%だかの税金しか払ってないってやつだ。格差が拡大して貧乏人が増えたから、ではないようだ。年収800万円くらいの人でもいろんな控除とかで、最低税率しか払ってないっていうのを、最近なんかの本で読んだな。ワンピースだかガンダムだかってタイトルだったような…

つまり、得してるのは誰なんだ??

介護保険に固執せず、柔軟にいろんなサービスを使いましょうということで、あんなサービス、こんなサービスの紹介があったのですが、いっぱいあって覚えられなかったので、グレースケアのサイトからちょっと拝借します。

ケアサービスは、外出・通院の付き添い、家事支援、手続き代行、金銭管理、身体介護、退院や転居などなど、便利屋並みにそろっています。
他にも相談サービスや法人サービスがあります。面白いのは指名制があることです。介護福祉士や社会福祉士、看護師や鍼灸師、管理栄養士といった国家資格のある人はもちろん、一芸のある人とか…やりさん自身はとんちと演芸がうりらしいです。美容院やエステじゃ指名なんて当たり前だからね(キャバクラとかはもちろんだけど)、介護サービスにあってもおかしくない。というか、むしろいいくらい。がぜんやる気になりますな。指名料ももらえるみたいです。
料金はショートプランで1時間3150円と4200円、ベーシックプランで1月16800円(月2回の訪問で1回3時間もしくは月4回の訪問で1回1時間半)オプション(24時間オンコールや緊急対応など)が月8400円ということです。くわしくはホームページで。

やりさんは自分でちょっとツッコミを入れながらも、ほとんどボケつづけていて面白かったです。ブログも面白いです。
やりさんのブログ
posted by カイゴのみょんみょん at 17:44| Comment(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月03日

ボケてないのにアリセプト?

担当している利用者さんのケアプランを立てるため、看護師が作成した服薬チェック表を見てびっくりした。なんとアリセプト(アルツハイマー病の薬)が処方されているではないか!!その人はアルツハイマー病ではないばかりか、認知症ですらないのに!日常生活自立度では確かに認知症らしい数値になっているが、完全自立ではないだけだ。1年前に入所したときから服薬内容は変っていないので、入所前からの処方と思う。10年近く老人性うつ病を患っていると調査票には書いてあるが、もしやうつ病の治療薬として処方されているのか?入所した当初は、表情も暗く、やる気なしオーラを発していたが、今では歌は歌う、散歩は行きたがる、編み物は毎日欠かさない、カルタをやらせれば一等賞という元気ぶりである。ただ、ささいなことで他の利用者に「うるさい!」「やかましい!」と怒鳴ったり、職員には「バカヤロー」と言ったり、ときには手も出たりするのでちょっと困っていたのだ。それにテンションが高すぎるときもあり、家族からは、「元気になったのは嬉しいが、ちょっとはしゃぎすぎに見える。うつの反動ではないか」と相談されてもいたのだ。(アリセプトは興奮性があり、怒りっぽくなる)反応が面白いので、職員がかまい過ぎることも原因としてあるのではないか、職員の対応によって態度は変るので、かかわり方に問題があるのではないかなど考えていたのだ。ボケナスぼんくらの私は、ナースが作成する服薬チェック表なんて今までろくに見ていなかったのだ。今回はたまたまアリセプトの害についてのセミナーに参加した直後だったので気づいたのだ。暴言が薬の影響かどうかはわからない。けど、アルツハイマーの薬がなんで処方されてるんだろうって不審に思う。さっそく看護師に相談してみた。ほとんど相手にされなかった。

NS:セミナーとか出ると、気になるのよね〜。でも薬の副作用なんていっぱいあるし、当てはまることのひとつふたつはあるのよ。在宅ならともかく、ここでは(特養では)じゃあ、薬やめましょう、減らしましょうって話にはならないと思うわよ。アリセプト飲んでる人なんていっぱいいるのよ。ああいう神経の薬って一度処方されると、ずーっと続くの。でも、あなたえらいわね〜そんなこと考えるなんて。えらいわ〜〜

だめだこりゃ
posted by カイゴのみょんみょん at 21:43| Comment(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

認知症の薬をありがたがってる場合じゃないです

忘れないうちに、オムツ外し学会で勉強したことを、自分なりにまとめておこうと思う。
まずは、介護ライター東田勉さんの「2011年を、認知症薬害元年にしないために」という報告だ。

アルツハイマー病の特効薬、アリセプトが発売されたのが1999年。12年間エーザイが独占販売していたが、そのアリセプトの後発品(ジェネリック)が11月末に33社から発売される。(今はもう出てるな)加えて、アルツハイマー病の新薬が今年3月から3種類発売されている。

認知症の薬が開発されたと聞いたときは、もしや救世主か!?と皆が期待したことと思う。呆けたくないのは誰しもいっしょ。ありがたやお薬様様。日本の製薬会社は優秀だね〜、いいことしてくれたね〜ってかんじだったんでしょうね。後発品が出て、新薬まで出ていいことづくめじゃないか?東田さんは何騒いでんだ?ってことで、東田さんが何を問題にしているのか、何がヒジョーにマズイと言っているのかという報告です。

まず、アリセプトとはどういう薬なのかってことです。アリセプトはアルツハイマー病の進行を遅らせる薬です。そうなんです、アルツハイマー型認知症における認知機能の低下を抑える薬なのです。知ってるって?はいはい。それなら話は早い。つまり、アルツハイマー病の薬なので、ほかの認知症に使ってはいけないのだ!!これは知らなかっただろ?だが、実際にはちょっと認知症の症状が…ってな人にもガンガン使われているということだ。医者のくせに、そんなテキトーなことしていいのか??いいらしい。テキトーに診断してテキトーに薬を出す医者が多いそうだ。そんな医者ばかりらしい。東田さんは医者に対して相当不信感を持っている。
薬に副作用はつきものだが、このアリセプトは怒りっぽくなる(興奮性がある)という、介護者にとってあんまりありがたくない副作用が顕著だということだ。使用量が細かく決められていて(規定どおりに処方しないと、保険がおりないらしい)一定期間を過ぎると量を増やさないといけないのだが、人によって効き過ぎてしまい、周辺症状がきつく出てしまうことがあるとか。つまり、アルツハイマー以外の人にもガンガン処方はされてるわ、症状に関係なくガンガン増やされてるわ、その結果病気がよくなるどころか悪くなったり、悪くない人も悪くなったり…ありがたいどころかありがた迷惑でないかい!!東田さん以外の人も大騒ぎするべきだぞ。

ではいったいどうすればいいんだ?テキトーな診断とテキトーな処方で害を拡げる医者は多いが、ちっとマシな医者もいるらしい。アリセプトの興奮性を理解して、家族のために用量の加減をしてくれる「コウノメソッド実践医」というグループがあるそうだ。北海道から沖縄まで全国に50人ほどの医者が名乗りを上げているので、最寄の実践医を探して受診してみるとよいとのこと。だが、東田さんは言う。コウノメソッドは最低でもこれくらいはしないといけないというもので、万全ではない。家族や介護者がやらねばならないことは、観察を怠らないこと、記録に残すこと、日々の変化を医者に伝えること、薬以外の方法を考えてくれる医者を探すことなどである。ボケーッとして、ハンコを押したような記録を書いて、医者から出された大量のくすりを黙って飲ませてるようではだっちゃかんということだ。ぼんくらの私もちっとは目が覚めました。
東田さんのブログ
ブログの中に公式HP「フリーライターの憂鬱」あります。workにオムツ外し学会の資料が期間限定で出ています
posted by カイゴのみょんみょん at 20:22| Comment(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

かつて「オムツ外し」は非常識であった

オムツ外し学会なるセミナーに初めて参加してみた。三好春樹さんの主催するセミナーなのだが、ずーっと排泄関係専門のセミナーだとばかり思っていた。だって「オムツ外し」ってタイトルだもん…けど、考えてみたらこの「オムツ外し」って言葉、今でこそ当たり前に、オムツやめて紙パンツにしてトイレ連れてってみようかってなるけど、10年ほど前までは全然当たり前じゃなかったんじゃないか?一人でトイレ行けない=オムツだったのではないか。オムツ外し?何言ってんの、あんたバカじゃない?ウンチ・オシッコ垂れ流せってか?ってな具合に非常識なこととされていたのではないか。そう考えると「オムツ外し」っていうのは、「ほほーっ、そんなやり方があるのか、なるほど」を意味することになる。実際私はこのセミナーに参加してみて、いかに自分が日々なーんにも考えずに、与えられた業務のみをバカの一つ覚えのようにグチグチ言いながらやっていたか、5年もの年月をいかに無為に過ごしてきたかをおもいしった。自分のぼんくらさかげんに凹みつつ、ぼんくら度を再認識した次第である。ぼんくら頭を叩いてみればブンブンブンと音がするかもしれない。私のぼんくら具合を並べていたらきりがないので、このへんでやめておく。ところで、発表者の一人から、オムツ外しって名前そろそろ変えたほうがいいんじゃないか、古いかも…という指摘がなされていたが、私はそれよりもこのセミナーが、排泄の専門家が集まる本当の「学会」と勘違いされているんじゃないかと心配している。医者や製薬会社とかが集まってオシッコやウンチが出なくなる新薬について話し合いをするんじゃないか…って思わないか?
posted by カイゴのみょんみょん at 21:17| Comment(2) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月09日

してもらわなくて結構です!!

先月の新聞をまとめ読みしていたら、介護者へのサポートに関する記事があった。介護に携わる人の支援は見過ごされている。何よりも「話を聞いてあげることが大事」とのこと。内容はともかく、〜してあげるという言い方にすごく抵抗がある。「配慮してあげる」「ケアしてあげる」「考えてあげる」等々、介護に限らず、巷間〇〇してあげるのオンパレードである。私はこの言葉が大嫌いなのだ。あまりにも普通に使われているので、なんで嫌いなのか、してあげるのどこが悪いのかと、多くの人は不思議に思うだろうし、根性が捻じ曲がっていると感じるかもしれない。事実そうなのだが。私はへそが曲がっているし、根性も捻じ曲がっている。誰かから何かをしてもらうこと自体が嫌というのではないが、恩着せがましいのはうんざりである。なので、結構です、ということになる。「してあげる」というのは、本人にそのつもりはなくても、実に恩着せがましく、厚かましい。なによりも傲慢である。ついでに言ってしまうが、「させていただく」という言葉も大嫌いだ。「してあげる」と真逆に見えるが、実は同じだ。謙虚のつもりで言っているのであろうが、卑屈でいやらしい。ほんとうに「させていただいている」と思っているなら、わざわざ言う必要はないのである。政治家のパフォーマンスならまだしも、一般人がなぜ「させていただく」などと言わねばならないのか。そんな言葉を使う人間はそれだけで信用できない。(断定)
私は1年前まで、ユニット型の特養に勤務していたのだが、同僚に「すごいヤツ」がいた。パーキンソン病で体が思うように動かないおじいさんがいた。トイレに座るのにも苦労する。職員は声掛けしたり、手すりに掴まらせたり、脚をもったり、苦戦していた。「すごいヤツ」はそれを見て、こうすればいいと、手本を示した。ひざ裏に蹴りを入れたのだ。こうすれば膝折れして座るんですよ、と自慢げであったそうだ。「指導」された職員はビビッて、半泣きだった。「すごいヤツ」は家族が来るとこう言う。「私たちはお年寄りの世話をしているんじゃなくて、させていただいているんです」言われた家族は「こんな介護士さん初めて!」と感動していたそうだ。こんな介護士、地獄に落としてあげたい…
posted by カイゴのみょんみょん at 20:48| Comment(0) | 言葉遣い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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