2011年11月07日

 ファイナンシャル・プランナーに学ぶコミュニケーション力

先日ファイナンシャル・プランナー(FP)の継続教育研修に参加した。私はAFP資格という、特に難しくもなく、誰でも取得できるお金に関する資格を持っている。2年前に初めてFP3級、2級を受験し、AFP研修というのを通信教育で受講した。FP1級は実務経験がないと受けられないということなので、先にCFP資格なるものを取得しなければいけないのだが、2分野受けて玉砕だった。(金融資産、リスクマネジメント、不動産など全6分野ある)先日の研修は、FP実務と倫理ということで、コミュニケーションについてだった。わざわざお金を出して受けるほどのことでもないかと思わないでもなかったが、介護の仕事にも関係することだしと考え、受講した。『相談業務の決めて・顧客の心をとらえるコミュニケーション力』というタイトルで、講師は大阪のおばちゃんだったのだが、2000円出した甲斐があった。忘れないうちに内容を復習しておこうと思う。

1.顧客満足とコミュニケーション力

顧客の期待値と行動について

顧客の期待値に対して、実際の製品やサービスが良ければ良い印象として残る。悪ければ悪い印象として残る。同じであれば印象は残らない。つまり、期待以上のことをしなければいけないということだ。私は特養に勤務しているが、客の期待値はおそろしく低い。入れてもらえれば御の字と思われているので、製品もサービスも向上しない。
客は不満をもっても苦情を言わない。クレームをつけるのは不満を持つ人の4%ほど。だが、不満のある人は平均12人に愚痴る。一方満足した人は平均4〜5人に話す。そんなの不公平じゃないか!!と思うが、それが人間の心理だ。

2.コミュニケーションの基本は第一印象

印象を構成する要素

表情はやはり笑顔が大事である。男は笑顔がプラスになるが、女は笑顔が当然と思われているため、笑顔がないと高慢、高飛車などマイナス評価されるそうだ。納得いかん!と、講師のおばちゃんも言っている。わが職場の男はニヤニヤ笑いをよくしており、しまりねえなぁと、私など苦々しく思っていたが、おばあちゃんたちは「笑顔の素敵な人」と思っているのかもしれない。

8.3秒異性と目を合わせると恋が芽生えるらしいので、客の目を見るのは3秒ぐらいにしときなさいとのことだ。視線の外し方であるが、相手の頭やあごを見たらよいということだが、禿げてる人の頭は見てはいけないし、男は女性客の場合、くれぐれも首より下に視線を落とさないよう気をつけなくてはならない。

3.伝える力

話が伝わる5つの要件(メディア力、意見、根拠、目指す結果、思い)

5つのうち2つ、意見と根拠があればおおむねオッケーとのこと

例えば、「メールでは込み入った話はできないので」(根拠)「会って話しましょう」(意見)
男は根拠なしに意見だけ言うことが多く、女は意見を言わず、ずーっと根拠ばかり話している…らしい
例えば男  「女子大生と話がしたい」としか言わず、根拠である「化粧品メーカーに勤務しているが、新商品の開発のため」というのを省くと、ただのいやらしいオヤジとしか思われない。女は言わずもがなです。だから?つまり何?とよくキレられています。

4.相談業務のコツ

ニーズを読み取る

これは、介護職に特に必要です。特に特にケアプランを作成するときに!わかっている人はわかっているが、わかってない人は全くわかってないというやつです。

5.聴く力

これも介護職にはなくてはならないものです。傾聴というやつです。全然傾聴していないのに、記録には「傾聴する」と書いている職員がいっぱいいます。屁理屈こねたり、説教したり、聞かれてもいないことをべらべらしゃべるのは傾聴でないばかりか、「聞く」でさえありません。当たり前のことですが、聞くとしゃべるは別です。

講師からのアドバイスを一つ

人は自分が話したい、まだ話し足りないと思っている間は、人の話を聞きません

聞いてるフリをしているだけだそうです

なるほど…後輩に注意するときなどもこの点注意ですな。でないと、あんだけ言ったのに、あいつまだわかってなかったのか!!?人の話聞いてんのか!?となるのですね

以上。ためになる研修でした
posted by カイゴのみょんみょん at 09:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月05日

TPPで介護現場はこう変る、かも

今議論が白熱しているTPP(環太平洋経済連携協定)について書きたい。介護とどう関係あるんだって?まあまあまあ、とにかくTPPだ。野田総理をはじめ、TPP賛成派と農水省などのTPP反対派が茶番劇のようなことをやっている。賛成派はやれ「平成の開国だ」(日本は今まで鎖国をしていたのか?江戸時代までだったと思っていたのだが…)だの「バスに乗り遅れるな」(乗り物はバスだけか?バスに乗り遅れたなら電車にでも飛行機にでも乗ればいいじゃないか)だの「日本の農業が強くなるチャンスだ」(日本の農業は弱いのか?農業専門誌の副編集長・淺川芳裕氏の著書『日本は世界5位の農業大国』によると、相当強いようじゃないか)だの、バカの一つ覚えのようなことを言っているし、反対派は「日本の農業が壊滅する」「米の関税は絶対守るべし」だの、まるで農業だけが問題であるかのように騒ぎまくっている。しかも農水省。農水省が騒げば騒ぐほど農業問題(というか、農水省の利権問題)という印象が強くなる。今日の朝刊で(どこの新聞社だか忘れた)ようやく、「保険分野にも影響があることがわかった」という記事がのっていた。朝日は、アメリカとFTA(自由貿易協定)を締結した韓国を引き合いに出して、「韓国の置かれている状況を見て、慎重に検討すべし」としている。農業、農業と騒いでいるが、もしや農業はフェイントなのではないか?農業を隠れ蓑にして、(なぜって、反対しているのが農水省や農協だけなのを見ても、ほとんどの人が農業に関心がないのがわかるから)何か重大なことが着々と進められているんじゃないかと危惧する。そこで介護だ。日本はフィリピン・インドネシアとEPA(経済連携協定)を締結し、看護師や介護士を受け入れている。だが、数は非常に少ない。しかも彼らには国家試験を受ける機会が1度しかない。現状のビザでは4年間しか滞在できず、介護士の場合、受験のための実務経験が3年間必要だからだ。試験は日本人が受けるのと同じものだ。日本人でさえ合格率は50%なのだから、言葉の壁のある外国人介護士にとっては、大きなハンディである。TPPは農業製品をはじめとした物品だけではなく、保険・金融・通信・医療などのサービスも対象となる。これらが自由化されれば、労働力の移動は容易となり、外国人看護師や介護士は受け入れやすくなる。労働力が慢性的に不足している医療・介護業界にとっては、いいことといえるかもしれない。例えば私が勤務している特養であるが、けっして職員のレベルは高くない。今後介護報酬は上がることはないようだ。給与アップのための交付金も終了する。介護サービス事業者にとって、外国人介護士を雇用できるのはありがたいことではないか。介護士の給料は横並びで皆安いが、今後資格を含めて能力給にしたら生き残れるかもしれない。入浴やおむつ交換はアウトソーシングにして、介護士の給料もさらに低くする。なぜって、入浴介助やオムツ交換は誰でもできる仕事だからだ。高度なスキルや知識を有する介護士、総合的なケアマネジメントができる介護士は今よりも給料を多くする。つまり、介護の仕事も格差ができるということだ。万年人手不足の介護業界であるが、外国人介護士が多く雇用されることによって、日本人介護士は職を失うわけである。これ以上安い給料だと、日本人は誰も介護の仕事をしなくなる?じゃあ、いったい何の仕事が残されてるっていうんだ?誰でも雇ってもらえる介護の仕事があるから、失業率もそうひどくないんじゃないか?ひどい話と思うかもしれない。だが、現状だってひどいのだ。TPPにはこんな可能性だってあるってことだ。
posted by カイゴのみょんみょん at 22:03| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

景気づけに歌でもひとつ

来年3月に新しい施設がオープンします!入所とショートステイを合わせて40床の、小規模特養、もちろんユニットタイプです!ただいま建設中です。人事をめぐって法人は揺れております!みな浮き足立っています!ここはひとつ、歌でも歌って祝いたいと思います!軍艦マーチのメロディで元気にいきましょう!!

              針千本マーチ

1.いよいよできるぞ新施設
  ポストが増えるぞ こりゃチャンス
  オレにも役職つくだろな
  待てば海路の日よりあり

  ふたを開ければ あやつが施設長
  そんなのありか そりゃないぜ

2.今頃ごねてもとき遅し
  全ては決まった 秘密裡に
  知らぬは木っ端の兵隊ばかり
  駆け引き取り引き蚊帳の外

  オレは行かんぞ あやつの下では
  死んでもやらんぞ 男の意地だ
  (勝手にしろ)

3.並みいるライバル蹴散らして
  指定を勝ち取る わが法人
  つかんだ利権は離さんぞ
  オレの出世の踏み台だ

  娘をちゃっかり ポストにつけて
  福祉を御旗に 突き進む

4.どんどん兵隊注入だ
  毎月入るぞ 新入りが
  それでも減らぬは 脱走兵
  頭を抱える闇将軍

  シカトに罵声と いじめの百貨店
  逃げ出す新入り
  こらこら待て 待たんか

5.ベテランぞろいのわが施設
  勤続年数長いです
  態度はいっぱし スキルは低い
  試験は受けれど受かりません

  新入りいびりは 手に手を取って
  指導のもとに ヤキ入れます

6.ああしろこうしろ指示するが
  根拠はないです 知りません
  10年1日 ルーチンワーク
  施設という名の竜宮城

  気づけばわが身は 初老にありて
  駒となって 砕け散る

施設のお偉いさ〜ん、人間は駒ではないですよ〜
posted by カイゴのみょんみょん at 11:15| Comment(0) | 替え歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

わが職場は幼稚園

フロアの連絡ノートには、その日の朝礼内容が書かれている。昨日遅番で出勤し、ノートを広げて笑ってしまった。「誹謗・中傷しない」「思いやり・支え合い」「みんなで教え合う」「チームワークよく仕事をする」などなど……なんだこりゃ??ここは幼稚園か?どうやらそうらしい…来年3月に新しい施設がオープンするので、夏ごろから毎月のように何人もの新人が入ってくるのだが、いじめられただの、無視されただの、教えてもらえないだのといった訴えが多い。私も1年前に異動してきたとき、ヤキを入れられ、罵倒され、「教えて欲しいことは教えてもらえなかった」ので(教えてもらわなくて結構です、ということはくどいほど教わったが)、新人の訴えがでたらめや、被害妄想ではないことはわかっている。そもそも新人を罵倒し、ヤキを入れ、いじめみたいにして教え込むのは、介護部長がそうしろって言うからじゃないか。性格というのももちろんあるだろうが、「ここのやり方をビシッと教えてやれ」「なめたマネをさせるな」「最初が肝心だから気合入れてやれ」みたいなことを言って、古参職員にはっぱをかけるから、部長の機嫌を損ねたくないベテランたちがついついやり過ぎるんだろう。指示を出している部長が、みんな仲良く思いやりをもって〜って、今さら何言ってんだ?職員が思うように集まらないから焦っているんだろうけど、こんな茶番を本気でやってたんじゃ、基準に達しないぞ。どうすんだ?コムスンみたいに嘘の報告するのか?従業員など思うように動かせる駒みたいなもんだと思ってるから今になって困るんだろう、ああん?(なぜか強気の私)駒は逃げないけど兵隊は逃げるぞ〜〜
posted by カイゴのみょんみょん at 10:43| Comment(0) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

介護保険では白い花を赤いという

先週の日曜日ケアマネの試験を受けた。介護支援分野は意外なところから出題されていて、ちょっと判断に迷った。介護福祉士の試験もそうなのだが、この部分は落差が激しい。それなんですか?今初めて聞きましたが?というような問題がある一方、常識で答えられるというか、そういう問いにはこう答えれば正解がもらえるということが小学生でもわかるような問題もある。後半はほとんどがそんな問題である。合否が分かれるのは介護保険制度の基本を理解しているかどうかである。介護保険制度はややこしいのだ。複雑というよりも奇怪なのだ。例えば、普通に見たら白い花を、この制度では「赤い花」とするルールがある。なぜこの白い花が赤なんだ?と疑問に思う。おかしいではないかと憤慨する。だが、そのルールが試験に出る以上、そういうルールであることを理解し、覚えなければいけない。しかもこの制度が、他の社会保険と大きく違うのは、あまりにも用語が似通っていることである。どうしてわざわざそんなややこしい名称にするんだろうと訝しく思う。今回の試験はみなの出来がそうとう悪かったらしく、合格の最低ラインは、介護支援が13点、保健医療が11点、誤差を考慮してもそれぞれ15点、13点で合格らしい。ケアマネの合格率は20%ぐらいで、特に高くも低くもない。問題は1〜3回では受からず、何度も受けていることだ。7〜8回受けている人も少なくないらしい。勉強のやり方に問題があることは間違いはないのだが、なにか釈然としない。10年近く介護の仕事をしている人も理解できないような制度を、高齢者やその家族が理解できるだろうか。ケアマネの受験には5年の実務経験が必須であるが、そんな悠長なことを言っていないで、誰でも受験できるようにしたら、皆が勉強していいんではないか?介護現場では5年も経てばいっぱしのベテランである。やることも多くなるのでケアマネの試験勉強どころではない。早くから勉強したほうが絶対いいに決まっているのに。5年の実務経験なんてケチくさすぎるよ。厚労省のバ〜〜〜カ。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:32| Comment(0) | 試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月13日

過労死こそないものの

先月、古本屋で『過労死と企業の責任』という、20年ほど前に出版された本を見つけた。過去の労働法については前々から興味があった。20年前といえば、時代はバブルが崩壊した頃である。1984年から1994年までの(10年間)、過労死の労災認定件数が出ているのだが、申請数に対し、認定数は1〜2割ほどである(平均)。申請数は400〜500ほどだ。バブルの絶頂期には800ほどになっている。平成20年度は900件ほど申請があり半数に認定がおりている。これは労災が認められるようになったということなのか。それとも過労死が増えたということか。両方かもしれない。

著者は労災認定の少なさを分析し、労働省(現・厚生労働省)と企業を厳しく糾弾している。

労働省が恐れているのは、保険財政問題以上に、労災認定がもたらす職場への影響であると思う。ある事件で業務上認定が出るということは、被災者の労働条件が過酷であったことを意味し、それは多くの場合、単に被災者個人の問題にとどまらず職場全体の労働条件の過酷さを意味する。したがって、労災業務上認定の効果は、狭い意味では保険金の支給という金銭面に限られるが、実際には、職場の労働条件の改善をうながす効果を生み出す。したがって、過労死の業務上認定の大幅増は、労働省が、日本の大企業を先頭とした職場の実態に正面から批判を加えることを意味する。このことは、過重な労働を当然のこととしている、多くの日本企業の労務管理の根底を揺るがしていく事態になりかねない。              弁護士・川人博


これって、まさに介護現場のことじゃないか?介護士は過労死こそしないが(死ぬ前に逃げ出したり、死ぬのはお年寄りだったり…かな?)過重労働を強いられている。前回グループホームにおける一人夜勤の休憩について書いたが、もしもこれを休憩と認めないとなったら、GHは存続が危ぶまれる。そうなるとGHを推し進めてきた厚労省は困る。失敗でした、ごめんなさいなどとは死んでも言わないだろう。過重労働に目をつぶらざるを得ない。介護士が夜間起きてくるお年寄りの世話をするのは、好意などのボランティアではない。しなければならない業務だ。つまり休憩時間は待機時間であり使用者の指揮、命令下にあるに決まってるじゃないか。それを厚労省計画化は「緊急事態が起こらない限り、就労しないことが保証されている時間帯」などと労基法を強引に捻じ曲げて解釈しているんじゃないか。省令は各省庁が法律をこのように解釈した、というものだが、どんな解釈をされても省庁の言うことだから黙って従えというのか?

川人さんは、過労死の認定がおりないと、「労基署が労災でないと決定したのだから」との理由で、単に労災保険の不支給にとどまらず、企業としての一切の責任が免責されてしまっている、とも指摘している。過労死が発生した後の職場改善においても、企業は、労災でないといって真剣に取り組まないのである、とのことだ。

法令遵守とよく言われる。法令に沿っている、法律に則っている。それは法治国家である以上当然である。しかし、敢えて言いたい。法律とは、道徳・倫理の下の下、最低ラインを示したものじゃないか。強者と弱者の間に公平な制度を置けば、それは強者を利すると言ったのは、森永砒素入りミルク事件を担当した弁護士・中坊公平である。100歩譲って法律を公平としているが、法律はそもそも公平などではない。法は正義ではなく、力であることは私でさえ知っている。そんな法律を楯にとって、法律で決まっているからというのは、合点が行きませぬ。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月12日

労務管理は絵に描いた餅ではない

特別養護老人ホーム緑風園の掲示板に興味深いスレッドがあった。グループホームの管理者(たぶん)が、夜勤1名の場合休憩は外出可能の扱いとなるため、勤務時間としなければならないという指摘を受け、困っているというような内容である。つまり休憩なしで働かせていることになるため、労基法違反になってしまう、そうならないためには代替職員を立てねばならなくなるが、GHの現状としてそれは難しいということだ。これに対し、管理者のmasaさんが、厚労省計画課から出されている通知を挙げて説明している。
 
 @ 少なくとも1時間の休憩を労働時間の途中に与えなければならない
 A @の場合、次に挙げる条件が満たされていれば、1名以上の職員に夜間の業務を行わせているとしてよい
   
   1、事業所内で過ごすこと
   2、外出する場合余裕を持って使用者に伝え、使用者は交代要員を確保する
 
 B 就業規則に休憩時間帯を明記する

当該時間帯は当該介護従事者が就労しないことが保証されている時間帯であるが、仮に入居者の容態の急変等に対応して介護者が労働した場合には、その要した時間に相当する時間を別途休憩時間として取得する必要がある。その場合はそのことを記録しておくことが望ましい。とある。

つまり、指摘は間違っている。一人夜勤で深夜帯に休憩をとっても必ず事業所内にいれば、交代要員を配置せずともよい。ということだ。

これに対し、GHの現場職員からは、納得できないという意見が出ている。指摘内容云々ではなく、厚労省の解釈に対してである。「就労しないことが保証されている時間帯」というが、一人で勤務していれば、休憩といえども、トイレの対応などしなければならない。後でその分休憩を取ればよいというが、そんな時間はなかなか確保できない…等々。
私もこの部分ひっかかる。そもそも厚労省は、緊急事態だけが休憩を阻害するものと思っている、というか決めてかかっているが(そうしないことには話が進まないからだ)現場職員にとっては、ナースコール、トイレ、徘徊などあらゆることへの対応が休憩の阻害となる。

これらに対し、masaさんは、厚労省計画化から出されている通知では解釈は明らか。釈然としない方は、厚労省に直接問いたださないとどうしようもないと返答している。休憩時間の利用についても、必要な制限を加えることは、休憩の目的を損なわない限り差し支えないとされている。つまり通知内容は法令に沿っているということだ。

masaさんの論点が、厚労省の通知内容が労基法に則ったものであるかどうかということであるのに対し、現場職員の論点は、通知内容が現状をわかっていない役人の絵に描いたもちではないかということだ。労基法に則ったものかどうかは、私はグレーであると思う。スレッドにも書かれているが、待機時間が勤務時間に当たるとする判例(最高裁の判決)は多い。問題となるのは、その「休憩時間」は「待機時間・使用者の命令下」にあるかどうかだ。施設による違いはあるだろうが、一人夜勤の休憩時間はそれに当たらないだろうか。masaさんは、裁判となって司法の場でどう判断されるかということについては個別の事案なのでどうこう言えないというのがグレーとして残る部分である、と言っている。だが、いちいち裁判おこして争ってみないことには判断つかないというのでは、介護者が救われないというよりも、利用者にしわ寄せが行くように思う。
それと、労務管理というのは、余裕のある事業所はやりましょうね〜というものではない。努力義務でも配慮義務でもなく、使用者がやらねばならない義務である。労働者のほうも、うちの会社そんな余裕ないからね〜と甘んじているのは、介護施設の場合、労働者よりも入所者に大きな被害をもたらす。労務に関しては使用者と労働者ははなっから立場が違うのだから、対立は当然なのだ。そこを、それこそ入所者のために折り合いをつけ、協調していかなければならない。それを絵に描いた餅というなら、その絵を眺めているしかない。
posted by カイゴのみょんみょん at 09:31| Comment(0) | 介護保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

介護はラクです

昨日は夜勤であった。前回の夜勤のとき、食べの悪い利用者さんがいたので、一旦食事介助を中止し、5分ほど記録を書いていた。最古参の職員がそれを見て、「食事介助が先でしょ。利用者の食事介助もしないで記録書く人なんてほかに誰もいない」と、あきれて物も言えないというような調子で叱られた。その後別の古参職員がやてきて「さっき聞いたんだけど、夜勤者の仕事が何かわかってる?」「記録なんて後の後、全てが終ってからやることでしょ」「食事の後のトイレ誘導は夜勤者の仕事でしょ。日勤者は確かに早く来て手伝ってくれるけど、本当は夜勤者の仕事。やってくれてるからって甘えてないで自分からやろうと思わないの?」と言われた。私はこの施設に異動してきてそろそろ1年になるが、朝食後のトイレ誘導が夜勤者の仕事とは今の今まで知らなかった。日勤者は確かに早く来てトイレ誘導を手伝ってくれるが、(施設側がどれほど巧みに言い繕おうと、これは強制です)そのことに対しても、なぜ食べ終った直後の人をすぐにトイレに連れて行き、パット交換をして(トイレに行くのはそのためです。排尿を促すとか、そういう考えはないです。なので1〜2分座っていれば排尿のある人でも、便座にお尻がタッチするかしないかで立たせてしまいます)利用者によってはすぐに寝かせるのだろう、なぜそんなことのために早く来なければいけないんだろうと思っていた。そうしないと「まわらないから」らしい。7時半に朝食が始まり、12〜13人の人が食べ終わると口腔ケアやトイレ誘導をするのだが、これが夜勤者の仕事ということは、早番と二人でやっても1時間近くかかる。しかもホールには必ず人がいなければならない。日勤者が早く出勤しないとできないのだ。施設側は「早く来てくれて助かる」「あくまでも自主的な参加を促す」と言うが、私は指導ヤローから「早く来い」と言われたよ。皆がまるで機械のように業務をこなしているのを見て、嫌な気分だった。だが、皆のほうは私がトイレ誘導などの「大変な仕事」をせずにテーブルを拭いたり、記録を書いたりしているのが、気に入らなかったようだ。さぼっていると思われていたようだ。実はそれもあるのだが…てへへ。今日みなの真似をしてどんどん業務を片付けていったらすごくラクだった。尿意があるのか、今行きたいのか、そんなこと全くおかまいなしに、物を片付けるように利用者のケアをしたらすごくラクだった。こりゃ5年、10ねんと仕事を続けているヤツが多いはずだ。やっぱ同じことをやってみないとダメだね。このラクさがよくわかった。
posted by カイゴのみょんみょん at 21:27| Comment(5) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

ハンコとサインさえもらえばそれでよし!

面会に来た家族の方に機能訓練に関する書類へのサインと捺印をお願いした際、「これなんですか?」と聞かれた。当たり前だ。説明も無しにいきなりサインしろ、ハンコ押せと言われたら困惑する。(ろくに読みもしないでサインや捺印する家族も多いのだが)私たち介護職員は、というか施設で働く人間はそこのところが全くわかっていないボンクラである。そもそも「しなければならないこと」は説明することや同意をもらうことであって、サインや捺印ではない。なのに、家族が来たら忘れずに書類にサインとハンコをもらえと、うるさく言われている。法令遵守といったところで、その法令のなんたるかを全く理解していないのだから話にならない。私はよくハンコやサインをもらうのを忘れる。ベテランからは、フロアの責任者にまかせっきりではなく、家族が来たらサインやハンコのいる書類がないかきちんと確認すること、と言われている。同じ時期に別の施設から異動してきたある職員と、なんかここハンコやサインもらう書類多いよね、それになんかすぐ忘れるけどなんでだろう?って話していて、二人同時に気づいた。この施設では、サービス担当者会議をしないのだ。もちろん家族にも知らせない。そもそも家族から説明を求められた機能訓練の書類は、以前いた施設では、家族が会議に出席できないときのみ、介護職員が預かり、面会のときにサインなどをもらっていたのだ。だからあまり馴染みがなかったのだ。それと控えがないのも気になった。わけわかんない書類にサインとハンコだけして、控えがないってのは不安だと思うが…1月の監査のときは、ハンコを家まで行ってもらってこいだの、どうしても無理ならハンコ買って来て押せだの言われ、空恐ろしくなった。ケアプランの希望も聞かず、会議のお知らせもせず、もちろん会議もせず、したことにして書類を書いて、ハンコとサインだけは何がなんでももらってこい!とはなんなんだろうこの施設は。たしかあの時はフロアの責任者がサインして、ハンコは事務所で預かってるものを押したんだったな…ロシヤの殺し屋よりおそろしや〜〜
posted by カイゴのみょんみょん at 20:35| Comment(2) | 介護施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

しゃべっていいこと、だめなこと

昨日の夜勤のとき、利用者さんがある職員のプライベートなことを話題にされた。私が知っている事実とは違っていたので、はてな?と思った。その方は認知症ではないのだが、利用者さんというのは、ときに(というか、しばしば)爆笑するようなとんでもない勘違いや思い違い、思い込みをしていることがあるので、その話もその類だろうと思い、違いますよ〜、他の人と勘違いしてるんじゃないですか〜?と笑って応えた。だが、その方は「あんた知らんかったがか?みんな知ってるよ」と言うのだ。本人が言ってたの?って聞くと、「まさか、本人が言うかいね。他の人に聞いたんや」とのこと。男?と聞くと「そんなこと言うのは女に決まっとるやろ。〇〇さんも〇〇さんも言うとった」と言うではないか。はたしてどこまで事実なのか…内容が内容だけに、真偽はともかく、利用者が職員のそのようなプライベートなことを知っているというのはよくないのではないかと思った。年配者をたしなめるのは気が引けたが、他の人(他の利用者や職員、自分の家族など)にも言うと困るので、あんましそういうことは他の人に言わないほうがいいですよと言うと、「私かてバカやなし、だれかれに言うとるわけやない」と言ってくれたのだが…。この方は他の利用者や職員とよく話をしており、いろんなことを知っている。職員は無邪気に自分のことを話すようだが、その方はそれを利用者や他の職員にも話す。当たり障りのないことであれば、別にどうってことはないんだが、しゃべった職員にしてみれば、まさか他の人に筒抜けとは思いもしないようだ。問題は他の利用者のプライベート情報である。これをこの方はよく知っているのだ。「〇〇さん、15回もトイレ行くんやろ?私そこまでひどないわ。あの人ボケとるがやない?」とか言うのだ。トイレの回数など、職員が言わなければわかるはずがないのだ。こんなこと、他の利用者に言うべきことではない。だが、このことを全く理解していないのがいわゆるベテラン職員である。無邪気なほど何でも話す。いつかとんでもない事態を引き起こしそうだ…
posted by カイゴのみょんみょん at 18:47| Comment(0) | 介護職員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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